日本和装協会上級師範認定試験まで1か月を切りました。酷暑により今年は例年より1週間試験日が伸びたけれど、暑さがマシになるかどうかは正直微妙なところ。受験者としては1週間伸びた!ラッキー!なんてこともなく……笑。
1週間で出来ることも少ないし、仕事の日は練習も満足に出来ない。
とまあ、言い訳をつらつら並べても出来ないものは出来ないので、1回1回じっくりと繰り返し練習して、当日に体調を崩さないように。
あと1番は、焦らないこと。
ひとつ焦る要因があるとその後ズルズル連鎖的にどうしようもなくなるのは、もういい加減卒業したいので。
前回の師範科の試験は、それはもう悲惨でしたから笑。
同じミスはもうしない。それだけ。
留袖が始まった当初は師範科試験より手順が増えているのに13分で仕上げるなんて想像が出来なかったけれど、授業中であれば時間内で最後まで仕上げられるようになったので、試験もいよいよ現実的に。
初手の前幅決めで何とかなればその後も何とかなりそうなので、最初はゆっくり確実に。
最終チェックは2歩離れて。
例年は留袖を着て受験会場まで行くらしいんですけど、今年は夏着物でも大丈夫らしい。
会場での準備時間も15分あるみたいなので、そこで着替えをしてください、とのこと。
私みたいな小心者が、当日に2回もタイムアタック出来ない!鏡のないところで自装なんて!上手く着られなかったら本番の他装に響く!
ということで、当日は近くのホテルから会場へ行くことにしました。
結構な出費にはなるけれど、背に腹は代えられないので。熱中症も怖いし。
猛暑の中、重い留袖と水筒を持って行く想像だけで相当な疲労感。避けられるリスクは避けていくスタイルでいきます。
留袖は教室のものをレンタルできるんですけど、自分は祖母からもらったものを使用しています。
まだミセスではないので今しか着る機会はないだろうなと、使わせてもらっています。
フォーマルな場のために良いものを。
そんな時代と心が感じられる、内側の比翼まで滑らかな手触りで、練習していても心癒される瞬間があります。
質の良いものがすべてではないし、見分けることのできる審美眼なんてものは持ち合わせてはいないけれど。
でもやはり触るたびに、化繊と絹の手触りの違いを感じるのです。
自分の汗だけでなく一緒に練習してきた方の汗も吸っているので、この試験が終わったらお手入れ出して仕舞って。そうすると次に取り出すのはいつになることか。
そんなことを考えるのは少々気が早いですね。
とりあえず試験前に教室で練習できるのも、あと2回しかないので、気を引き締めてガンバリマス。
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