草履だけは新調せよ

着物雑記
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古くてもあるものは使えばいい。欲しくなったら買えばいい。ただ草履だけは新しいものを買ってください。

着付け教室で着付けに必要な道具の説明の際、そう教わりました。

草履は綺麗にしまっていても経年劣化でノリの部分が脆くなってしまい、歩いているうちに底がはがれてしまうことが多いそう。古い草履を履いてきて大変な思いをしてきた生徒さんが何人もいたと聞きます。

私も草履は買いました。古いのどうこうより持っていなかったので、先生お勧めの底があまり硬くなくて痛くなりにくいもの。良いお値段でしたが思い切って買いました。安いものを買って結局使わなくなるのが嫌だったから。

ある物は使いたい。でもどれが使うものかわからない。これは何に使う道具かしら。

そんな気持ちで実家のタンスから出てきたもの、そのまま先生に見てもらいました。

着物を着る時に必要な道具って、意外と多い。何も知らないまま、あるいは思い込んだまま、いざ、って着物の世界に飛び込むと、これもこれも必要なの⁈みたいな感じになるみたい。

見えるところだと、着物、帯、帯締め、帯揚げ、長襦袢(半襟つき)、足袋、草履

見えないところで、腰ひも五本、伊達締め2本、帯板、着物クリップ(大、小)、帯枕、裾避け、肌襦袢、腰パット、和装ブラ

もちろん、着付けの方法で用いる道具は多少変わりますが、これぐらい用意しておけばってところでしょうか。専用の道具を使用しなくても、代替できるものも多々あります。

タオルとガーゼで帯枕を作ったり、機能性インナーで肌襦袢や裾避けの代わりにしたり、和装ブラがなくてもカップ付きインナーですませたり。帯板の代わりにクリアファイルを入れたり。

着姿と、着付け時の時間と、着物着用時の快適さを追求し始めると道具にも拘り始めますが、最初はないものから揃えていけばいいのです。

人に着付けてもらう場合は、仮紐として使う腰ひもがいらなかったり、胸紐としてつかう紐がコーリンベルトでよかったりしますので、その場合は要確認ですね。

コーリンベルトも、何なら腰ひもすら、着物を知らない人からしたら何それ美味しいの?状態というのが正直なところでしょうか。

箪笥の中に眠っていて、用途がわからないものは知っている人に聞くのが一番ですが、何に使うものか、あるいは何に使っていたものかわからないものが一緒に出てくるみたいです。うちにもありましたね。

とっておいても……ということだったので捨てた物もあります。あの時捨てたあれはアレだったのね、となったこともありますが、未だに用途不明のものも。そのうち忘れてしまうでしょうけれど笑。

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